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最近では、賭け事(ギャンブルという方が一般的)をする人の数は、どんどん増え続けています。この背景には、人々の貧困化も指摘されています。俗説では、「スポーツベッティングは“無害“なギャンブルであり、だからこそ、この“遊び“は国営メディアを通じてさらに人気が高まっている」とのことです。しかし一部のプレイヤーにとって、ギャンブルは人生の一番の楽しみになりつつあります。ギャンブルをするために仕事や勉強などのやるべきことをないがしろにし、余暇にはギャンブル以外のことができなくなってしまっているのです。毎日ギャンブルをしていると、ますますコントロールが効かなくなってきます。楽しいからではなく、強迫観念からギャンブルをするようになり、やがてギャンブル中毒となるのです。
ギャンブルに関する調査
学生のギャンブルの頻度に関する調査があります。対象は113名で、アンケートにより、賭けの頻度、ギャンブルに対する意識・モチベーションなどを調査しました。その結果、予想通り、日本の学生はヨーロッパ諸国の平均と比べて、より頻繁にスポーツベッティングを行っていることが分かりました。また、ほとんどの学生が退屈しのぎにギャンブルをしているという、予想外の事実も確認できました。「快楽主義」は、若者の過剰なアルコール摂取や薬物使用の主な原因にもなっています。そしてさらに、学生がギャンブルに手を出す大きな要因になっていることも、この調査で証明されたのです。
学生がギャンブルをする理由
多くの人がギャンブルをする理由は、主に楽しむため、あるいは友達と一緒に過ごすため、そしてリフレッシュするためです。男女問わず多くの学生が、「ギャンブルで成功する自信がある」、あるいは「自信が芽生えてきた」と答えています。彼らはうまくいくと思い込んでおり、コントロールできると錯覚しています。現実が見えていないのです。大半のギャンブラーは、儲けのことで頭がいっぱいで、損失については考えもしません。
また、未来をうまく予測(コントロール)する能力があると思い込んでいます。さらに自分が他の人よりも幸運であると考えており、自分に都合良く解釈します。うまくいった時は実力だと考え、うまくいかなければたまたま運が悪かっただけだと考えます。勝っている時は、「自分がいかに優れているか」、「いかに良い戦略を思いついたか」しか考えません。そして自分は他のプレイヤーよりも優れていると思い込み、他の人よりも運が良いと考えるのです。負けた時は、「今日はツイていなかった」と考え、重く受け止めようとはしません。
まとめ
事実として、ギャンブルは世界中に普及しています。ギャンブルをする理由は人それぞれです。しかし、ほとんどの人に共通するのはお金です。プロのギャンブラーは、ギャンブルと違った付き合い方をしており、やめ時を心得ています。
一方で学生などの特定の層の人々は、勢いと金儲けへの過剰な欲求だけで、ギャンブルに手を出し、時として一線を越えてしまうこともあるので、注意が必要です。